「ひたちおおた市美術館」Art Trial at 梅津


ワークショップを通じて名画を味わう美術館として活動してきた、アートプロジェクト「ひたちおおた市美術館」が初の展覧会を開催します。今回のプロジェクトに参加してくれた子供たちは、ピカソやモネなど過去の巨匠たちが何を考え、その時代の中でどのような実験を繰り返してきたかを、ワークショップ形式で追体験し向き合ってきました。美術史と今を生きる子供たちの時空を超えた交流は、大げさな言い方をすると、歴史に新たな解釈を生み出し拡張する挑戦です。10年後20年後、常陸太田を担う“未来の表現者たち”の取り組みをご覧ください。
ひたちおおた市美術館館長/常陸太田アーティスト・イン・レジデンス/美術家 渡部智穂

■会期:
2017年8月31日(木)〜9月18日(祝・月)
午前9時〜午後5時(入場時間 午後4時30分)月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)

■会場:
常陸太田市 郷土資料館 梅津会館2階
〒313-0055 茨城県常陸太田市西二町2186

■入場無料

■ワークショップ
申し込み不要、対象:子供〜大人まで、時間:1時間程度

● 9/2(土)午後1:00〜
ジュゼッペ・アルチンボルド
黒い画用紙の上に植物や果物の写真をコラージュし、自画像を描くことで、アルチンボルドの世界観を体験するワークショップ。
《ジュゼッペ・アルチンボルドは、動植物や果物、料理、書籍、道具などを組み合わせて表現される肖像画で、一躍名を馳せたミラノ出身の画家である。
その死後は歴史の流れの中で忘れ去られるが、1900年代にダリやマグリットなどのシュールレアリストたちによって再評価される。 》

● 9/3(日)午後1:00〜
クロード・モネ
色の粉を使い、指で光の風景を描きます。
《クロード・モネは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した印象派を代表するフランスの画家である。チューブ絵の具の登場により、画家たちはアトリエを飛び出し、作品の主題を風景や静物、人物へと移行していった。自然の中のうつろう光と空気を、色彩を用いてとらえようとした。》

● 9/9(土)午後1:00〜
ジョルジュ・スーラ
画用紙に点のみで絵を描き、スーラの点描画の世界を味わうワークショップ。
《印象派は光を表現しようと試みていた。スーラは絵画表現の中に科学的な視点を取り入れ、より鮮やかな光の世界を表現しようとした、点描表現の創始者である。点描画は、この光と絵の具の性質の違いを埋めるため、パレットの上で色を混ぜるのではなく、網膜の上で混色し、色彩をつくる(視覚混合)ために考えられた技法である。》

● 9/10(日)午後1:00〜
アンディ・ウォーホル
アンディ ウォーホル作「マリリン」の世界観を自分の顔を使って体験するワークショップ。透明な板に自分の顔を描きます。
《アメリカポップアートの第一人者。きらびやかな大量生産、大量消費社会の裏側にある、どうにもならない重苦しい雰囲気を表現する為、生活に身近なものや、誰もが知っている有名人をシルクスクリーン(版画技法のひとつ)で反復印刷して一世を風靡した。》

各参加費 300円
※ 汚れてもよい服装でお越しください。
※ 材料が無くなり次第終了する場合がございます。

【主催】特定非営利活動法人 結
【共催】常陸太田市教育委員会
【後援】鯨ケ丘商店会
【協力】岡本果倫(アーティスト)、トップアート鎌倉、菊池建築工業、ぐんど児童クラブ、Cafe+1、梅津会館、郷土文化保存伝承施設こしらえ館、常陸太田市地域おこし協力隊、常陸太田アーティスト・イン・レジデンス、常陸太田市役所(少子化・人口減少対策課、文化課、金砂郷支所)